U 広がる時間 人間の物事の認識は、「時間」という観念のうえに成り立っており、時間の連続の一断面が存在として認識されている。
「時間」は人間の存在とは無関係に直線的に一様に流れ、そしてすべての人や物に同等に与えられている。しかしこの永遠に続くとされる時間も、人間ひとりひとりにとっては限りがあり、ひとそれぞれの時間の質には大きな違いがある。
過去・現在・未来という区分は、時間の区切りを空間的に印象付ける「質」として人間の意識がもたらしたものだと言える。
人はそれぞれに特有の瞬間を生きており、それ以外の時間を想定することはできない。
そうした個々の瞬間の総体が全時間・全存在を構成している。
オリジナルT-シャツ
Gravity
|